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2020 東京オリンピック・パラリンピック競技大会(Ⅱ)

オリンピック競技 フェンシング
概 要 ピスト(試合場) 幅1.8m×全長14m(伝導性パネル)
個人戦 9分間(3分×3セット)  15本勝負(15点先取)  (セット間の休憩は1分間)
団体戦(1チーム4名) 各チームの内3名による総当たりリレー方式
3分間5本勝負(5点先取)を9試合行い、45点先取 (または9試合までの得点の多い方)が勝利
種目 フルーレ、エペ、サーブル
(種目により、剣の形状や有効面(得点となるターゲット範囲のこと)に違いがあります。)
ここが
ポイント
騎士道からくる礼儀正しさ、華麗なプレイ、頭脳的な駆け引き、スピーディな試合運び、科学的なテクニックなどが見どころです。
歴 史 フェンシングは中世ヨーロッパの騎士道華やかなりし頃「身を守る」「名誉を守る」ことを目途として磨かれ、発達してきた剣技です。その後、銃火器類の発達により、戦場での実用性は急速に衰退していきましたが、その繊細かつ奥深いテクニックに魅せられる者が多く、競技化への道を歩むこととなりました。1750年に金網のマスクが開発され、危険性が大幅に緩和されたことが引き金となり、ヨーロッパ各地で盛んに競技会が開催されるようになりました。
オリンピックでは、1896年アテネ大会から現在に至るまで、正式種目に採用されています。
当初は、競技規則が統一されていなかったために、問題が数多く発生しました。1914年IOC国際会議で統一的な規則が制定されたことにより、競技の公正さが保たれ、判定を巡る争いは影を潜める事となりました。なお、この規則は国際フェンシング連盟(FIE)の試合規則の原案となっています。
競技の判定は、当初肉眼で行われていましたが、1936年エペ種目に電気審判器が導入されました。その公正さが認められると、その後、他の2種目も電気化され、現在に至っています。
オリンピック競技 テコンドー
概 要 試合場:8m×8m(ウレタンマット)
試合時間:2分間×3ラウンド(インターバル1分)
頭からすっぽりかぶる道着を着て、ヘッドギア・胴プロテクターなどを装着して1対1で試合をします。
ボディへのパンチと腰から上へのキックで得点を競います。
ここが
ポイント
1回の攻撃で、1点から3点まで入ります。「かかと落とし」や「後ろ廻し蹴り」などの華麗な大技は得点も高く、見どころです。
この競技は、相手にフェイントを掛け、カウンター攻撃をするゲーム的側面と、的確な攻撃で相手のノックダウンを奪うという格闘技的側面とを合わせもっているのが、特徴です。
勝敗は、ノックアウト勝ちや反則による失格負けなどでも決まります。
第3ラウンドで決着がつかない場合は、第4ラウンドをサドンデス方式で行われます。
歴 史 韓国で戦後、国技として普及しました。現在、世界テコンドー連盟には207カ国以上が加盟し、競技人口は7000万人以上という国際的なスポーツへと発展を遂げました。
1988年ソウル大会、1992年バルセロナ大会で公開競技となった後、正式競技に採用された2000年シドニー大会で、岡本依子選手が銅メダルを獲得し、日本国内での注目度が一気に増しました。
2012年ロンドン大会では、笠原江梨香選手7位、濱田真由選手5位と今後のオリンピックにて、メダル獲得が大変楽しみになっています。
オリンピック競技 レスリング
概 要 試合場 直径9mマット
試合時間 3分間×2ピリオド(インターバル30秒)
用具や防具を使うことなく1対1で対戦します。 レスリングには上半身のみを使って防御・攻撃を行う「グレコローマンスタイル」、全身を使って防御・攻撃を行う「フリースタイル」の2つの種別があります。
ここが
ポイント
レスリングは円形のマット上で、用具や防具を使うことなく一対一で組み合う緊張感が見どころの一つです。全身を自由に使って戦うフリースタイルは、試合の中で素早い技や攻防が展開されます。相手のバランスを崩しタックルで倒すのが一般的で、スピード感溢れる技術展開が楽しめます。
グレコローマンスタイルは、相手の下半身を攻撃することが反則となるため、上半身で組み合った投げ技などの大技も多く見られ、ダイナミックな展開が魅力です。
歴 史 レスリングの歴史は古く、古代ギリシア時代まで遡ります。紀元前3000年には既に競技として成立していたとも言われています。古代オリンピックにおいても主要競技のひとつで、世界最古の格闘スポーツといえます。
近代オリンピックでは、1896年アテネ大会で実施されましたが、次に登場するのは1904年セントルイス大会です。1912年に国際競技団体が設立され、体重区分やルールが整備されて徐々に競技として成熟しました。
1968年メキシコシティ大会の後、大規模なルール改正が行われ、それまで四角形だった試合場が円形となりました。
女子フリースタイルは、2004年アテネ大会から正式種目として採用されました。
パラリンピック競技 ゴールボール
概 要 ゴールボールは、第二次世界大戦で視覚に障害を負った軍人のリハビリテーションプログラムとして視覚障害者のための球技として誕生しました。
競技は、1チーム3人の選手がアイシェードという目隠しを装着して(視力の程度に関係なく同じ条件で)18m×9mの大きさのコートの中で戦います。攻撃側は、相手ゴールに向かって、バスケットボールとほぼ同じサイズの、鈴が2個入ったボール(重さ1.25キログラム)を転がすように投球し、相手ゴールを狙います。守備側は、ボールの音や相手の足音を聞き分け、3人で体全体を使って幅9メートル、高さ1.3メートルのゴールを守ります。ボールがゴールに入れば、攻撃側に1点が与えられ、守備側がゴールを守ることができれば、次は攻撃のチャンスです。前半・後半各12分で、得点の多いチームが勝ちとなります。
ゴールボールの特徴は、選手が音を頼りに競技することから観客も音を出さないように観戦しなければならず、シーンと静まり返った競技場で熱い闘いが繰り広げられることが大きな特徴であり、大変人気のあるスポーツです。
対象
障害
視覚障害
(2016年リオデジャネイロ大会時点)
歴 史 ゴールボールは、第二次世界大戦後のヨーロッパで、視覚に障害を受けた軍人のリハビリテーションのために考案されたプログラムが元となり、1946年にオーストラリアのハインツ・ローレンツェン、ドイツのセット・ラインドルの両氏によって、競技として紹介されたのが始まりとされています。
ゴールボールは、1972年のハイデルベルグパラリンピック大会(当時の西ドイツ)で公開され、1976年のトロントパラリンピック大会で正式競技となりました。
パラリンピック競技 シッティングバレーボール
概 要 シッティングバレーボールは、床におしりをつき、座った姿勢でプレーする6人制のバレーボールです。
ボールは一般のバレーボール球と同じですが、コートの広さは一般のバレーボールコートよりも狭く(サイドライン5メートル、エンドライン6メートル)、座位で行えるよう、ネットの高さも低く設定されています(男子1.15メートル、女子1.05メートル)。サーブ、スパイク、ブロックの時は、おしりを床から離すことはできませんが、レシーブの時だけは、一瞬、床から離すことが認められています。
試合は、5セットマッチで行われ、先に3セット取得したチームの勝ちとなります。1から4セットは、先に25点とったチームがそのセットを取得しますが、最後の5セット目だけは、先に15点とったチームがセットを取得できます。
(※デュースの場合は、2点差がついた時点で勝敗が決まります。)
対象
障害
肢体不自由(下肢障害)
(2016年リオデジャネイロ大会時点)
歴 史 シッティングバレーボールは、1956年に戦争などで負傷し、障害を負った人たちのためのリハビリテーションとして考え出れました。1957年にオランダで初の大会が開かれ、1980年のアーネムパラリンピック大会で正式競技となりました。ただし、この時は男子のみで、女子のシッティングバレーボールが加わったのは、2004年のアテネパラ リンピック大会からです。
パラリンピック競技 テコンドー
概 要 テコンドーは「蹴る」ことに特化した韓国の国技です。古くから朝鮮半島に伝わる武術が原形と言われています。テコンドーは手と足を使って行われます。選手はヘッドギア、ボディープロテクターなどを装着して、かかと落としや後ろまわり蹴りなどの足技で戦います。
勝敗は得点と減点の集計による場合と、ボクシングのようにKO負けとなる場合があります。テコンドーは、胴に蹴りが入ったら1点、そこに回転が加わると3点が入ります。現在のルールでは頭への攻撃は認められていません。また、パンチは得点になりません。
対象
障害
現在未定(決定され次第掲載いたします)
歴 史 テコンドーは、2020年の東京パラリンピック大会で初めて、正式競技となります。
パラリンピック競技 車いすフェンシング
概 要 車椅子に座った選手が、相手を剣で突いてポイントを競う競技です。
車いすフェンシングのルールは、基本的に健常者のフェンシングと同じですが、「ピスト」という装置に車椅子を固定し、上半身だけで戦うという特色があります。種目は男女とも「フルーレ(胴体のみの突き)」「エペ(上半身の突き)」「サーブル(上半身の突きと斬り)」があり、それぞれ障害の種類や程度によって、2つのクラスに分かれます。
ユニフォームとマスクを身につけ、金属製の剣を使って戦います。座った姿勢で行うため、健常者のフェンシングのように足を使ったフットワークを使うことができず、剣のコントロールとスピードが勝負を分ける大きなポイントになります。お互いに相手のすきをついて、目にも止まらぬ速さで攻撃するスピード感は、健常者のフェンシングに負けない迫力です。
対象
障害
肢体不自由(下肢障害)
(2016年リオデジャネイロ大会時点)
歴 史 車いすフェンシングは、1960年の第1回ローマパラリンピック大会から正式競技として行われており、特にヨーロッパで盛んな障害者スポーツです。日本では1998年に日本車いすフェンシング協会が設立されました。日本選手は、2000年のシドニーパラリンピック大会から2008年の北京パラリンピック大会まで、3大会連続で出場を果たしました。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局ウェブサイトより転載(2016年7月5日現在)

 

書 名

著者等

出版社

出版年

請求記号

フェンシング 山本 耕司/著 講談社 1980 789.39
フェンシング(スポーツ入門双書) 飯田 雄久/著 ベースボール・マガジン社 1980 789.39
テコンドー 黄 進/著 愛隆堂 2004.1 789.23
【テ】拳道(テコンドウ) 李 奎?/共著 成美堂出版 1983.1 789.23
レスリング入門 佐藤 満/著 ベースボール・マガジン社 2006.9 788.2
レスリング 沼尻 直/[ほか]著 一橋出版 1989.1 788.2
絵とDVDでわかるスポーツルールとテクニック 中村 和彦/総合監修 学研教育出版 2015.2 780.8
みんなで楽しむ!障害者スポーツ 日本障害者スポーツ協会/監修 学研 2004.3 780
まるわかり!パラリンピック(2) 日本障がい者スポーツ協会/監修 文研出版 2014.11 780.69
まるわかり!パラリンピック(3) 日本障がい者スポーツ協会/監修 文研出版 2014.12 780.69
まるわかり!パラリンピック(4) 日本障がい者スポーツ協会/監修 文研出版 2015.1 780.69
輝け!日本女子シッティングバレーボール 真野 嘉久/著 講談社 2008.8 783.2
みんなで楽しむ!障害者スポーツ 日本障害者スポーツ協会/監修 学研 2004.3 780
身体障がい者スポーツ完全ガイド 土田 和歌子/著 東邦出版 2010.6 780
ようこそ、障害者スポーツへ 伊藤 数子/著 廣済堂出版 2012.9 780

 

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